アメリカ・ロサンゼルスで２８日、自動車ショーが始まり、報道陣などに公開された。欧米のメーカーが相次いで電気自動車を発表し、この分野で先行する日本勢に攻勢を強めている。

　アメリカの「ＧＭ」は、小型電気自動車の市販モデルであるシボレー「スパークＥＶ」を世界初公開した。バッテリー容量の８０％を２０分で充電できる速さをアピールし、来年夏、まずアメリカで販売を始める予定。

　イタリアの「フィアット」は、来年春頃にアメリカで発売予定の電気自動車「フィアット５００ｅ」を発表した。フィアットは、レトロなデザインが人気の小型車をベースにし、他社の電気自動車との差別化を図る。

　欧米のメーカーは、急速充電で日本とは異なる独自規格を採用する動きを見せていて、今後、市場での主導権争いが激しさを増しそうだ。