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12年の中国GDP、13年ぶり8%割れ

2013年1月18日 15:53
12年の中国GDP、13年ぶり8%割れ

 中国の12年のGDP(=国内総生産)の成長率は7.8%で、13年ぶりに8%を割り込んだ。

 18日、中国国家統計局が発表した12年のGDPの実質成長率は、前年と比べて7.8%のプラスで、輸出の低迷などを受けて13年ぶりに8%を割り込んだ。ただ、10~12月期の成長率は7.9%と8期ぶりに拡大に転じ、中国経済の減速に歯止めがかかったとの見方が広がっている。

 また、国家統計局は18日の会見で、所得格差の指標である「ジニ係数」を00年以降、初めて公表した。最も高かった08年以降、改善しているものの、依然として「警戒線」とされる水準を超えていて、中国国内の格差が深刻な状態が統計的にも明らかになった。