GDP成長率マイナス 首相「厳しい数字」
安倍首相は、17日に発表された7月から9月のGDP(=国内総生産)の成長率の速報値が年率でマイナス1.6%となったことについて「厳しい数字だ」との認識を示した。
「(7~9月のGDP)速報値を受けて消費増税先送りですか?」との質問に対し、安倍首相は17日午後7時前、「厳しい数字ではありますが、適切に冷静に判断したいと思います」と述べた。
これに先立ち安倍首相は、都内のホテルで公明党の山口代表と、その後、官邸で菅官房長官らと会談し、衆議院の解散・総選挙に向けて調整を進めたものとみられる。
安倍首相は18日、円安対策を柱とする新たな経済対策のとりまとめを指示した上で夜には記者会見を開き、消費税率引き上げの先送りと衆議院を解散することを正式に表明する見通し。