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来年度 GDP成長率1.5%程度の見通し

2015年1月12日 14:32
来年度 GDP成長率1.5%程度の見通し

 政府は来年度の経済見通しについて物価変動の影響を除いた実質GDP(=国内総生産)の成長率を1.5%程度とした。

 12日に閣議了解された政府の経済見通しによると、来年度(=2015年度)は原油安に加えて、今年の春闘で賃上げが見込まれるため企業の業績や個人消費が回復すると分析している。

 その上で、日本のGDPは名目で2.7%程度物価変動の影響を除いた実質で1.5%程度の成長率になるとしている。一方、今年度は実質でマイナス0.5%と5年ぶりのマイナス成長としている。

 1年前の見通し段階ではプラス1.4%と見込んでいたが、予測通りにならなかったことについて内閣府では消費税率引き上げの影響で物価の上昇に賃金の上昇が追いつかなかったことなどをあげている。