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エクアドルの火山が噴火 当局、警戒強める

2013年3月11日 15:00

 南米・エクアドルの火山がこの週末、激しく噴火し、当局が警戒を強めている。

 エクアドルにあるトゥングラワ火山が9日から10日にかけて噴火した様子を捉えた映像には、真っ赤なマグマと白い煙が勢いよく噴き上がる様子が映っている。

 トゥングラワ火山は、首都・キトの南約100キロにある5000メートル級の山で、ロイター通信によると、噴煙は火口から約2000メートルの高さに達し、地元当局は安全確保のため、周辺への立ち入りを禁じた。

 トゥングラワ火山の北側では、住民はすでに避難しているが、町は厚い火山灰に埋まったという。

 トゥングラワ火山は99年以来、活動が活発化しており、現地では「火のノド」と呼ばれている。