マグニチュード6.4 トルコ南部で再び大地震 激しい揺れでビル倒壊…死傷者も
今月6日に起きた地震で大きな被害を受けたトルコ南部。20日、新たにマグニチュード6.4の地震が起きました。ビルが倒壊し、白煙が立ちのぼる様子や、「胸が苦しい」と涙を流す人の姿をカメラが捉えました。死傷者も出ているということです。
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20日、トルコ南部の都市「ハタイ」で街灯が消えた次の瞬間…音を立てながら激しい揺れが起きる様子が撮影されました。別の映像では激しい揺れでビルが倒壊し、白煙が立ちのぼる様子が確認できます。安否を気遣い、大きな叫び声が聞かれるなど、現場は騒然としていました。議員がテレビ中継のインタビューを受けていましたが、突然の激しい揺れに一目散に退避する様子も見られました。
トルコ内務省災害緊急対策庁によると、20日午後8時すぎ、トルコ南部を震源としたマグニチュード6.4の大地震が発生しました。その後も30回以上の地震が起き、最大のものはマグニチュード5.8を観測。この地震で合わせて3人が死亡、213人がけがをしているということです。
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トルコでは今月6日、トルコ南部を震源としたマグニチュード7.8の大地震が発生しました。建物が倒壊するなどトルコ南部では、これまでに4万人あまりが犠牲になっています。
発生から2週間。南部の都市ハタイは最も被害が大きく、救助活動を続けていたなかで再び、今回の大地震が起きました。この事態に「胸が苦しい」と涙を流す人の姿も…。地元当局は地震が続いているため、損傷を受けた建物に近づかないよう呼びかけています。