ウクライナ侵攻「全面的支持」軍事協力さらに進む懸念 露朝首脳会談
北朝鮮を訪れているロシアのプーチン大統領と、金正恩総書記との首脳会談が行われました。両国の軍事協力がさらに進むことが懸念されています。
ロシアのプーチン大統領との首脳会談に臨んだ北朝鮮の金正恩総書記は、冒頭、両国関係が「史上最高の全盛期」だとして、さらなる関係の強化を目指す姿勢を示しました。
北朝鮮 金正恩総書記
「いま朝露両国の関係は、前世紀の朝ソ時代とも比べられない最高潮期を迎えています」
ロシア プーチン大統領
「我々はウクライナ問題を含め(北朝鮮の)ロシアの政策への揺るぎない支援を高く評価しています」
金総書記は、ロシアのウクライナ侵攻について、改めて「全面的な支持」を表明し、今後も「全ての政策を無条件に支持する」とロシアを支える立場をアピールしました。北朝鮮は、ロシア軍に砲弾やミサイルを供給し、見返りにロシアから衛星打ち上げなどの軍事技術を得ていると指摘されています。
今回の首脳会談では、軍事だけでなく経済など幅広い分野で連携を深めた上で、両国の関係性を格上げする条約に署名しました。
また、プーチン大統領は、金総書記に対し、次回の首脳会談をモスクワで行いたい意向を伝えました。