ショパンも演奏、世界遺産の館が火災 パリ
フランスのパリで10日、世界遺産に指定されている17世紀の建物が火事になった。
ロイター通信などによると、火災に見舞われたのはセーヌ川の島に建つランベール館と呼ばれる建物。火は午前1時頃から約6時間にわたって燃え続け、屋根の部分のほぼ全て、約650平方メートルが焼け落ちた。出火の原因は分かっていない。
ランベール館はベルサイユ宮殿の拡張工事に携わった建築家によって17世紀に建てられ、音楽家のショパンも演奏で頻繁に訪れていた。
今回の火事では階段部分や石造装飾が崩落した上、ルイ14世の宮廷画家の壁画などへの影響も懸念されている。