日本人として初めて国際宇宙ステーションの船長を務める宇宙飛行士・若田光一さん（５０）が２６日、打ち上げ基地のあるカザフスタンへ出発した。

　若田さんは、半年間の国際宇宙ステーション滞在の間に日本人初の船長を務めることになっている。

　若田さんは２６日、ロシア・モスクワ郊外で「いよいよだなと感じています。打ち上げのための大切なステップが待っていますので、それらをひとつひとつこなして打ち上げに臨みたい」と述べた。

　さらに、若田さんはソチオリンピックの聖火を宇宙に運ぶことになっている。若田さんは「オリンピックも宇宙探査も世界中から人々が集まるのは同じ」と述べ、意欲を示している。

　一方、その聖火リレーが北極点に到達した様子が２５日、公開された。ソチオリンピックの組織委員会によると、聖火を運んだのはロシアの探検家らで、北極点がリレーのルートに入るのは初めてだという。