イスラエル軍が地上侵攻への準備を進めるなか、一連の武力衝突によるガザ地区の子どもの死者が2300人を超えました。イスラエルから最新情報を橋本記者に伝えてもらいます。

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いま私がいるのは、ガザ地区との境界から2キロほどのスデロットという街です。ガザ地区からロケット弾が発射された場合、着弾までわずか15秒しかないため、すぐ近くにシェルターがある場所からお伝えしています。

先ほどからイスラエル軍による空爆が行われていまして、数分に一回の頻度で非常に大きな爆発音とともに、ときおり黒煙が立ち上る様子が確認できます。地上侵攻への準備を進めるイスラエル軍は、23日から24日にかけて400か所以上のハマスの拠点を攻撃するなど、空爆を強化しています。

ガザ地区での一日の死者数は700人をこえ、7日以降最多となりました。特に北部エリアは、狭い場所に多くの建物が密集していて、人口も集中しています。「天井のない監獄」とも呼ばれる場所が今回完全に封鎖された上で、イスラエル軍による報復攻撃を受け続けています。

国連機関は、「きょう25日の夜には燃料がつき、住民への人道支援を行うことができなくなる」と明らかにしました。

激しい空爆が続く中、支援の手も回らなくなれば、ガザ地区の人道危機は一層深刻になります。