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消息不明から丸3日 いまだ機体発見されず

2014年3月11日 6:48

 乗客乗員239人を乗せたマレーシア航空機が消息をたって丸3日がたったが、いまだ機体は発見されていない。

 ベトナムの複数のメディアは、香港の航空機が10日、ベトナム南部・ブンタウの60キロ南方の海上に多数の物体が浮いているのを発見したと伝えた。救難当局が現場海域に向かっているという。

 一方、10日夜に会見したマレーシアの航空当局は、南シナ海上で見つかった油膜について、航空機のものではなかったと明らかにした。これまでのところ、機体の発見につながる情報は確認されておらず、11日からは捜索の範囲を拡大するという。

 また、消息をたった旅客機に他人名義のパスポートで搭乗した2人が「アジア系」と伝えられていることについては、監視カメラなどを分析した結果、「アジア人男性の顔ではない」と否定した上で、パスポートの窃盗団のメンバーである可能性があると述べた。この2人はタイのパタヤにある旅行会社を通じて、オンラインで一緒にチケットを購入していたことがわかった。タイの警察によると、2人の航空券の番号は連番で、席も隣だったということで、資料などを押収し、詳しく調べる方針。