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科学的根拠に影響ない~バカンティ教授

2014年4月2日 16:02
科学的根拠に影響ない~バカンティ教授

 理化学研究所の小保方晴子さんらによる新しい万能細胞、STAP細胞の論文について、理研の調査委員会が不正があったと結論づけたことを受けて、論文の共同執筆者であるアメリカ・ハーバード大学のバカンティ教授は1日、「科学的な内容や結論に影響するとは思わない」という声明を発表した。

 バカンティ教授は、調査委員会が指摘した画像のねつ造などについて、「誤りを正すことは必要不可欠だが、こうした誤りは研究結果全体が間違っているという証拠とはなっていない」と述べ、論文の内容や結論には影響しないという考えを示した。そして論文を撤回する意思がないことを改めて強調した。