中国政府 韓国からの入国者全員にPCR検査を義務づけ…水際対策への対抗措置か
中国政府は韓国からの入国者に対し、1日から全員PCR検査を義務づけると通知しました。韓国政府が中国に続けている水際対策への対抗措置とみられます。
北京にある韓国大使館は先月31日、韓国から中国に行く航空機の乗客を対象に、1日から全員PCR検査を義務づけると中国側から通知されたと明らかにしました。陽性の場合、隔離されますが、日数や場所などは確認中だということです。
中国政府は、日本などに対してはビザ発給を再開し、入国後のPCR検査も行っていません。
一方で、韓国政府は一部のビザを発給停止にするなどの措置を今月28日まで延長していて、中国側が追加の対抗措置で揺さぶりをかけた形です。
中国外務省の報道官は先月31日、「少数の国が依然として中国に対し非科学的な入国制限を行っている」と批判し、解除を求めていました。
韓国の韓悳洙首相は先月31日、状況が安定すれば、今月28日より前に解除を早めることも検討すると明らかにしました。