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無事帰還・若田さん第一声は「スパシーバ」

2014年5月14日 16:46

 約半年間、宇宙に滞在し、日本人で初めて国際宇宙ステーションの船長を務めた宇宙飛行士の若田光一さんが日本時間の14日午前11時前、ロシアの宇宙船「ソユーズ」で帰還し、元気な姿を見せた。ソユーズが着陸したカザフスタンから、山内康次記者が中継。

 ロシアの宇宙船ソユーズは14日午前10時半ごろに黒海上空で大気圏に再突入し、午前10時45分ごろに上空10キロの地点でパラシュートを開き、時速20キロほどでゆっくりと着陸した。そして30分ほどして若田さんらはソユーズから運び出された。

 若田さんの第一声は「スパシーバ」、ロシア語でありがとうだった。救援にあたったロシア人スタッフに心づかいをした後に、メディアの質問に答えた。

 若田さん「地球は本当に私たちみんなのかけがえのない故郷なんだなと感じた。ロシア、アメリカの仲間と一緒に力を合わせて仕事ができたことをうれしく思う」

 若田さんは現在、家族らが待つアメリカのヒューストンに向かっている。