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米国務長官、露外相に“現場の懸念”伝える

2014年7月20日 13:39

 アメリカのケリー国務長官は19日、ロシアのラブロフ外相と電話で会談し、国際調査チームによるマレーシア航空機墜落現場での調査が制限されていることへの懸念を伝えた。

 ケリー長官は、ラブロフ外相に対し、OSCE(=ヨーロッパ安全保障協力機構)の調査チームが2日連続で調査を制限されていることや、航空機の残骸が現場から持ち出されているとの報道について懸念を伝えた。その上でケリー長官は、親ロシア派に武器を渡さないなど緊張緩和につながる明確な行動をロシア側に促した。

 ロシア外務省によると、会談で双方はブラックボックスを含めた全ての証拠が国際的な調査に示されるべきとの考えで一致したという。