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“回収物”国際民間航空機関に渡す~親露派

2014年7月21日 12:03

 マレーシア機が墜落したウクライナ・ドネツク州の親ロシア派は、原因究明のカギを握るブラックボックスとみられるものを回収したと明らかにした。

 親ロシア派の指導者は20日の会見で、「ブラックボックスらしきものを回収し、我々の管理下にある」と述べた。その上で、回収物は「国際民間航空機関に引き渡す」として、ウクライナ政府には渡すつもりがないことを強調した。

 一方、ウクライナ政府は墜落翌日のものとされる親ロシア派の交信記録を新たに公開。司令官とされる人物が回収を急ぐよう指示する音声が記録されている。

 親ロシア派司令官「モスクワにいる上層の人々がブラックボックスに大きな関心を示している。他人の手に渡すことはできない」

 部下「分かりました」

 また政府は、遺体の収容作業を進めているが、冷蔵保存している列車を親ロシア派が管理下に置き、引き渡しのメドは立っていない。