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多国籍部隊 司令官に初の自衛官

2015年5月12日 2:14
多国籍部隊 司令官に初の自衛官

 中谷防衛相は、アフリカ・ソマリア沖の海賊対処活動で初めて多国籍部隊の司令官として派遣される幹部自衛官を激励した。

 中谷防衛相「海賊対処という大変国際的な重要な任務を帯びておりますけど、今回初めて司令官を出すということは、我が国の安全保障にとっても、大変意義の深いことであると思っております」

 海上自衛隊・伊藤海将補「国家国民の負託に応えるべく、任務の完遂に全力を尽くしてまいります」

 司令官として派遣されるのは海上自衛隊の伊藤海将補で、14日に日本を出発し、約2か月間、中東のバーレーンにある司令部で任務にあたる。自衛官が多国籍部隊の司令官を務めるのは、自衛隊の創設以来初めてのこと。

 防衛省は、今回の任務は参加部隊への指揮・命令ではなく、連絡や調整業務のため、集団的自衛権の行使にはあたらないと説明している。