韓国船沈没事故、実質的オーナー遺体発見か
韓国で今年4月に旅客船が沈没した事故で、逮捕状が出ていた運航会社の実質的なオーナーとみられる遺体が見つかっていたことがわかった。
韓国の警察当局によると、先月12日に韓国南部の順天で男性の遺体が見つかった。警察がDNA鑑定をしたところ、今年4月に沈没した旅客船の運航会社の実質的なオーナーである兪炳彦容疑者の兄のものとほぼ一致し、この遺体が兪容疑者である可能性が高いという。
今年4月に起きた旅客船沈没事故では、これまでに294人の死亡が確認され、いまも10人が行方不明となっている。兪容疑者には背任容疑などで逮捕状が出ているが、死亡したのが兪容疑者だったということになれば、船の運航などの実態など全容の解明が難しくなる恐れがある。