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NY株5日ぶり反発 終値1万6569ドル

2014年8月5日 7:12

 週明け4日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は買い戻しの動きが進み、ダウ平均株価は70ドル以上値を上げて取引を終えた。

 先週のニューヨーク市場は中東やウクライナ問題、アルゼンチンのデフォルトをめぐる問題に加え、アメリカの利上げ前倒しに関する懸念から優良株で構成するダウ平均株価は1週間で467ドルと、大きく値下がりした。

 この日は経営危機にあったポルトガルの大手銀行の救済が朝方に伝えられたことで、安心感から買いが優勢となった。また、アメリカの大手企業の業績自体は好調のため、最近の株価下落によって市場では割安感も広がり、買い戻しの動きが進んだ。

 こうしたことからダウ平均株価は、前週末比75ドル91セント高の1万6569ドル28セントで取引を終え、5営業日ぶりの上昇となった。ハイテク株中心のナスダック総合指数は同31.25ポイント高の4383.89で取引を終えている。