イスラエル軍は５日、パレスチナ自治区のガザ地区から地上部隊の全面撤退を始めた。イスラエルとガザを実効支配するイスラム原理主義組織・ハマスは７２時間の停戦に入っていて、本格的な停戦につながるかが焦点。

　イスラエル軍は５日、地上部隊の全面撤退を始めた。ただ、ガザ地区との境界付近には部隊が待機し、攻撃を受けた場合はすぐに反撃を行うとしている。イスラエルとハマスは日本時間５日午後２時から、和平を仲介しているエジプトの提案を受け入れ、７２時間の停戦に入った。これまでのところ戦闘は起きていない。

　エジプト政府によると、イスラエルはハマスとの本格的な停戦協議に向け、代表団を派遣することを決めたということで、１か月に及ぶ戦闘が収束に向かう転換点となるかが注目される。