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ロンドンの観光名所を彩る追悼の“赤い花”

2014年8月8日 2:22

 第一次世界大戦が始まった年から今年で100年を迎えるが、イギリス・ロンドンでは戦死した兵士を追悼するためにある観光名所が一風変わった赤い花に囲まれている。

 ロンドン有数の観光名所・ロンドン塔の周りを赤く彩っているのはケシの花。しかも、陶器でできた造花だ。その数12万本に上るという。これは、第一次大戦が始まってから100年の追悼イベントとして行われているもので、ウィリアム王子夫妻らもロンドン塔を訪れ、赤いケシの造花を植えた。

 赤いケシの花は戦争で犠牲となった兵士を追悼する意味があり、1本25ポンド、約4300円で買うことができる。最終的には、第一次大戦のイギリス軍の戦死者数と同じ約89万本となる予定で、最後の1本は終戦記念日の11月11日に植えられる。