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米・国防総省 救出作戦「失敗」していた

2014年8月21日 11:13

 アメリカ国防総省は20日、「イスラム国」によって拘束されたアメリカ人の救出作戦を行い、失敗していたことを明らかにした。

 アメリカ政府は20日、「イスラム国」系のウェブサイトに公開された、アメリカ人ジャーナリスト、ジム・フォーリーさんとされる人物が殺害される映像について、本人だと断定した。これを受けて、オバマ大統領は「21世紀にイスラム国のような集団の居場所はない」と強く批判した。こうした中、アメリカ軍は20日も、イラク北部で空爆を行った。

 一方、国防総省は20日「イスラム国」によってシリアで拘束されていた複数のアメリカ人の救出作戦を行い、失敗していたことを明らかにした。作戦は今年夏の早い時期にオバマ大統領が承認し、最近になって軍によって実行されたが、具体的な場所は明らかにせず、その場に人質はいなかったと説明している。救出の対象に殺害されたフォ-リーさんが含まれていたかなど、詳細は明らかにしていない。