大量の物体貫通、空中分解 マレーシア機
乗客・乗員298人が死亡したマレーシア機撃墜事件の調査機関が9日、中間報告を発表した。ミサイルによる撃墜との欧米側の主張に沿った内容。
マレーシア航空機は7月、オランダを出発後、ウクライナ東部の上空で何者かによって撃墜されたものとみられている。9日、発表されたオランダ安全委員会の中間報告によると、機体は外部から大量の高速の物体が貫通し、空中分解したとみられることが明らかになった。撃墜されたとは明言していないが、欧米やウクライナが唱えてきた地対空ミサイルによる攻撃との主張に沿う内容となっている。
現場周辺では戦闘が続いていて、安全委員会は、これまで現場での調査ができていない。より進んだ調査を行うため、可能になりしだい現場に入り、事件から1年となる来年7月までには最終報告を発表したいとしている。