中国・雲南省の昆明駅で３月に起きた無差別殺傷事件で、裁判所は１２日、被告３人に死刑を言い渡した。

　この事件は、昆明駅の利用者らが刃物で次々と切りつけられ、３１人が死亡、１４１人がケガをしたもの。中国中央テレビによると、１２日、「故意の殺人」や「テロ組織を率いた罪」などで起訴されたウイグル人とみられる被告４人の初公判が開かれ、裁判所は即日、被告３人に死刑、１人に無期懲役を言い渡した。

　中国当局としては相次ぐ無差別暴力事件に対し、厳罰で臨む強い姿勢を示した形。