中国・汪洋副首相「経済対話」再開に意欲

中国・北京を訪問している日本の経済界首脳らが24日、中国の汪洋副首相と会談。汪副首相は両国の経済閣僚が一堂に会し、4年前まで行っていた会合について早期の再開に意欲を見せた。
経団連・榊原定征会長らは24日午後、北京の人民大会堂で中国の対外経済を担当する汪洋副首相と会談した。
汪副首相「日中両国の経済界が努力を積み重ねていけば、日中友好の将来は必ず期待できると信じている」
会談で汪副首相は、2010年を最後に開催が途絶えている日中両国の経済閣僚による“ハイレベル経済対話”について、「早期に開催できるよう期待したい」と述べ、再開に意欲を見せた。
経団連・榊原会長「関係改善に向けて一歩を踏み出したいというメッセージだと私は受け止めたい」
その一方で、日本側が呼びかけている首脳会談の開催について汪副首相は、「申し入れについて各筋から話を聞いている」としたものの、「領土、歴史認識についてしかるべき誠意を示してほしい」と日本側に譲歩を求めたという。