エボラ出血熱、死者3000人超える
WHO(=世界保健機関)は26日、西アフリカで感染が拡大するエボラ出血熱について死者が3000人を超えたと発表した。
WHOが発表した最新の統計によると、今月23日までに報告された死者は疑い例も含めるとリベリア、ギニア、シエラレオネ、ナイジェリアの4か国で3091人に上っている。このうち1830人が死亡したリベリアでは、これまで感染が報告されていなかった、隣国・コートジボアールとの国境に近い農村部でも新たに死者が確認されたという。
WHOは感染国の政府などと連携しウイルスの封じ込めに取り組むとともに、現在開発が進められているワクチンについて早ければ来年1月にも感染国で限定的に使用できるとの見通しを示した。