18人死亡…アメリカ銃乱射事件 容疑者の捜索続く 今も“武装”の可能性
25日、アメリカ・メーン州で起きた銃乱射事件。これまでに18人の死亡が確認されています。丸一日以上たった今も容疑者は捕まっていません。
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銃乱射事件の現場から車で20分ほど。容疑者の自宅周辺は26日、ものもしい雰囲気に包まれていました。当局から「できる限りカメラの明かりをつけないように」と指示が出ていて、真っ暗な中で各社が集まっていました。
警察が行方を追っているのは、陸軍予備役兵ロバート・カード容疑者(40)です。周辺には装甲車のような警察の特殊車両も。頭上にはヘリコプターの旋回する音が鳴り響いていました。
26日夜も大規模な捜索が行われましたが、容疑者はいまだ見つかっていません。
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25日、アメリカ・メーン州で起きた銃乱射事件。地元当局によると、これまでに18人の死亡が確認され、13人がケガをしました。
亡くなった女性の母親は――
被害者の母親
「偉大で大切な娘を失いました」
アメリカメディアは、精神疾患を抱えていたカード容疑者の言動について家族が懸念を示し、勤務先に警告していたとも伝えています。
現場から30分の場所に住む、平田さん夫妻に話を聞きました。
平田信輝さん
「(事件後ヘリが)あっちの方から、こういう感じでくるくる回って」
インタビュー中にも周辺を旋回するヘリコプターが…。
平田信輝さん
「歩いて3時間くらいで、こっちまで来られる可能性ある。森に隠れれば普通に来られるじゃないですか、森ってつながってるから」
“犯人がいつ目の前に現れるかわからない”恐怖を口にしました。妻のアンナさんは、友人が銃撃事件に巻き込まれたといいます。
平田アンナさん
「友人の目の前で、一緒にいた人が2発撃たれました。幸いにもその人は助かったそうです。こんなの狂ってる。人間じゃない」
容疑者は今も武装している可能性があり、事件現場や周辺では住民に屋内退避が呼びかけられています。