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チェチェン共和国で自爆テロ、警官5人死亡

2014年10月6日 9:47

 ロシア南部のチェチェン共和国で5日、コンサート会場の近くで自爆テロがあり、警察官5人が死亡した。

 インタファクス通信によると5日、チェチェン共和国の首都・グロズヌイのコンサート会場の入口近くで警察官が手荷物を検査していたところ、不審な男を発見した。身分証明書を確認しようとしたところ、男が爆発物をさく裂させ、警察官5人が死亡したという。自爆したのは地元出身の19歳の男とみられ、爆発で死亡した。市民に死傷者はおらず、警察当局は「大規模テロを未然に防いだ」との声明を出した。

 イスラム教徒が多く住むチェチェン共和国では、旧ソ連崩壊後の1990年代に独立を目指す機運が高まり、ロシア政府が軍事力で阻止している。今回、自爆テロが起きたことでプーチン政権は新たな対策を迫られるとみられる。