自爆テロで4人死亡「イスラム国」犯行声明
中東・サウジアラビアにあるイスラム教シーア派のモスクで29日、自爆テロがあり、4人が死亡した。過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出した。
サウジアラビア東部のダンマンにあるシーア派のモスクで29日、自動車爆弾を使った自爆テロがあった。当時、モスクでは金曜日の集団礼拝が行われていて、ロイター通信によると、4人が死亡した。事件後、「イスラム国」がインターネット上に犯行を認める声明を出した。
サウジアラビア東部では22日もシーア派のモスクで21人が死亡する自爆テロがあり、「イスラム国」が犯行を主張していた。「イスラム国」がスンニ派大国・サウジアラビアで少数派のシーア派を狙う背景には、サウジアラビア国内の宗派対立をあおり、王政を揺さぶる狙いがあるとの見方がある。