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ノーベル物理学賞 中村教授の同僚らも祝福

2014年10月8日 10:59

 青色発光ダイオード(LED)を世界で初めて開発し、実用化に導いた日本人研究者3人が選ばれた今年のノーベル物理学賞。中村修二教授は所属するアメリカ・カリフォルニア大学で喜びの会見を行った。

 日本時間8日午前2時過ぎから行われた会見で、発表の知らせを受けた時、寝ていたという中村教授は、「LED照明という夢が現実になって幸せだ」と話した。

 中村教授「(発表の時)何をしてたかって?寝てましたよ」「LED照明が現実になって幸せです。今では、エネルギー効率が良いLED電球がスーパーで買えるようになり、エネルギー消費の削減に寄与しています」

 会見終了後、中村教授は記者団に研究室を案内し、LEDの効率を上げるため、さらに研究を進めたいと抱負を語った。

 中村教授「(研究の進展具合は)まだ50%くらい。100%にするために、こういう大学の設備を使って、いろいろな工夫が必要」

 また、この日、キャンパスでは学生ら関係者が中村教授を囲んで立食パーティーを行い、祝福の声が相次いだ。

 同僚の教授「人類にとって偉大な研究で、ノーベル賞に選ばれるのは時間の問題だった」

 男子学生「彼は情熱もあるし、はつらつとしている。だからいろいろなことができると思います」

 女子学生「自分は有名人だというふうな人もいるけど、彼は全くそんなことはない」