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無差別襲撃“ウイグル族”12人に死刑判決

2014年10月14日 16:32

 今年7月、中国・新疆ウイグル自治区のカシュガル地区で住民ら37人が殺害された大規模な無差別襲撃事件で、裁判所はウイグル族とみられる被告12人に死刑判決を言い渡した。

 この事件は、7月、新疆ウイグル自治区のカシュガル地区ヤルカンド県で、武装した容疑者グループが政府庁舎などを襲撃、住民ら37人を殺害したもので、警察当局は容疑者59人を射殺し、「重大な暴力テロ」と認定していた。

 国営・新華社通信によると、裁判所は13日、テロ組織罪や故意殺人罪などに問われたウイグル族とみられる被告12人に対し、死刑判決を言い渡した。この他、15人に執行猶予付き死刑判決、29人に懲役4年から無期懲役の判決が下された。

 大規模な襲撃事件について早期に重い刑を科すことで、当局への反発に厳しく臨む姿勢を示したものとみられる。