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医師ら5000人、エボラ大規模講習会 米

2014年10月22日 12:34

 看護師2人がエボラウイルスに二次感染し、病院の対策の不備が指摘されているアメリカで、医療従事者らが防護服の着用法などを学ぶ大規模な講習会が開かれた。

 CDC(=疾病対策センター)などが21日、ニューヨークで開いた講習会には、医師ら約5000人が参加し、エボラ出血熱の患者の見分け方や、防護服の着用法などについて指導を受けた。アメリカではテキサス州の病院で、死亡した男性患者に接した看護師2人が二次感染したことを受け、「医療関係者の感染防止策が不十分」などとCDCを批判する声が高まっている。

 CDCは20日、「防護服の着脱は安全管理者の監視の下で行う」などの新たなガイドラインを発表し、講習会では、防護服や手袋の着脱の仕方を丁寧に説明した。

 CDCは今後も各病院での訓練の徹底を求めることにしている。