インド中部で、人口の増加を抑制するために政府が進めている避妊手術により１３人の女性が死亡した事件で、警察は執刀した医師を逮捕した。

　逮捕されたのは、避妊手術を行った男性医師。ＡＰ通信などによると、インド中部のチャッティスガル州で１０日、避妊手術を受けた女性らが次々に腹痛などを訴え、少なくとも１３人が死亡した。医師はその後、行方が分からなくなっていたが、地元警察は１３日、親戚の家に隠れていたこの医師を逮捕した。

　今回、８３人の避妊手術が数時間で行われたということだが、医師は取材に対し、「これまでにも同様の手術をしてきたが、問題はなかった」と主張する一方、手術後に投与した薬に問題があったと話している。