クルーズ船で172人がノロウイルス感染か
太平洋をクルーズしていた客船で、乗客・乗員172人が下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴えた。ノロウイルスに集団感染した可能性がある。
アメリカ疾病対策センターなどによると、この客船は約1か月前にアメリカ・ロサンゼルスを出発したが、乗客・乗員4169人のうち172人が下痢や嘔吐などの症状を訴えた。船内で行われたノロウイルスの簡易検査で一部の検体から陽性反応が出たということで、集団感染した疑いがある。客船は太平洋のハワイやタヒチをめぐって16日にアメリカ・カリフォルニア州に戻った。
客船を運営する会社の日本法人によると、日本人の乗客が2人いたが、これまでのところ体調に問題はないという。