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米・移民制度改革 “大統領令”行使表明へ

2014年11月20日 10:33

 アメリカのオバマ大統領は19日、主要政策に掲げていた移民制度改革について、議会を通さず実現できる「大統領令」を使って進めることを明らかにした。20日に国民向けに演説し、理解を求める方針。

 改革案は、一定の条件を満たす不法移民を合法的に滞在できるようにするもので、アメリカメディアは最大500万人が出身国への強制送還を免れると伝えている。

 「私が(20日に)提示するのは制度を機能させるために、大統領の法的権限内でできることだ」-オバマ大統領は、フェイスブック上に公開した動画でこのように述べ、20日、国民向けに演説し、その意義を訴えることなどを明らかにした。

 大統領令の発令は、今月の中間選挙で移民制度改革に反対する野党・共和党が上下両院で多数を占めたことを受けたもので、議会を通さなくても政策を実現することが可能になる。共和党はこの手法にも強く反発しており、オバマ政権との対立が先鋭化することになる。