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沈静化呼びかけも厳戒続く 米・ミズーリ州

2014年11月27日 8:48

 黒人青年を射殺した白人警察官の不起訴に反発し、住民の激しい抗議活動が続くアメリカ・ミズーリ州の街では、沈静化を呼びかける動きもある一方、26日も厳戒態勢が続いている。

 ミズーリ州ファーガソンでは25日も激しい抗議活動が続き、警察車両への放火もあった。夜が明けても街のいたるところに警察や州兵が配置され、厳戒態勢が続いている。

 沈静化を呼びかけるポスターなども掲げられ始めたが、黒人住民は日常的に根深い差別意識を抱き、白人住民との間には溝がある。

 全米の各都市に波及している抗議活動は、日常的な不満が噴出したもの。インターネットでは各都市でのデモの予定が次々と掲載され、積極的な参加を呼びかけている。抗議活動の渦がますます深まっていく可能性がある。