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フィリピンに台風接近 61万人超が避難

2014年12月7日 1:37

 去年11月、台風による高潮で壊滅的な打撃を受けたフィリピン中部に、ふたたび非常に強い台風が接近している。

 台風22号は、フィリピンの東の海上を時速15キロでゆっくりと西に進んでいて、中心付近の最大風速は秒速50メートルと、非常に強い勢力を保っている。

 去年11月に死者・行方不明者7300人以上を出した台風30号と進路が似ているため、去年、高潮が襲ったレイテ島では沿岸部の住民が学校などに避難している。

 現地の支援関係者によると、風雨が強まり一時停電があったものの、まだ目立った混乱はないという。

 しかし今後、台風が上陸して大きな被害が出る恐れがあるため、フィリピン政府は沿岸部を中心に61万6550人を避難させ、警戒を強めている。