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北朝鮮“不法入国”米国人男性の会見を公表

2014年12月14日 17:31

 北朝鮮は14日、不法入国したとするアメリカ人男性の会見を外国メディアに公表した。男性は「処罰が免除され感謝する」と述べていて、北朝鮮としては、人権が保障されているとアピールする狙いがあるものとみられる。

 AP通信によると、会見を行ったのはテキサス州出身のアルトゥロ・マルチネス氏で、中朝国境の川を渡り、北朝鮮に不法入国したという。

 マルチネス氏「バカげた方法で入国し、北朝鮮の法を犯したことを深く謝罪します」

 マルチネス氏は、自らを罰しなかった北朝鮮の措置に感謝すると述べた上で、ベネズエラへの亡命を計画していると表明した。

 北朝鮮は、アメリカなどが国連で北朝鮮の人権問題を取り上げることに反発していて、不法入国のアメリカ人に対する寛大な措置を強調することで、人権が保障されているとアピールする狙いがあるものとみられる。