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原油価格さらに下落、NYダウ99ドル安

2014年12月16日 8:03

 週明け15日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、原油価格が一段と下落したことを受け市場に警戒感が広がり、ダウ平均株価は100ドル近く値を下げた。

 15日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価の終値は先週末比99ドル99セント値下がりし、1万7180ドル84セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も48.44ポイント下がり、4605.16となった。

 15日に発表されたアメリカの11月の鉱工業生産指数が前月より上昇したことから、取引開始直後は買いが優勢となった。しかし、原油価格が一段と下落したことや、ニューヨーク州の製造業景況指数がマイナスに転落したことなどを受け、市場に警戒感が広がり売りが相次いだ。

 市場関係者は今、今週のFRB(=連邦準備制度理事会)の政策決定会合で話し合われる利上げ時期に注目している。これまでFRBは、事実上のゼロ金利を「相当期間続ける」としてきたが、今回、「相当期間」という方針が変更される可能性がある。このため株式市場では様子見ムードが強まっている。