米家電見本市開幕 ベンチャー企業が存在感
アメリカ・ラスベガスで6日、世界最大の家電見本市が始まった。
今回の見本市には世界各国から過去最高となる3600社以上が参加している。日本メーカーは、韓国勢や中国勢とのシェア争いで苦戦中のテレビに代わるビジネスとして、スマートフォンで防犯カメラやエアコンを操作するスマートホーム関連の製品や自動車に搭載する製品に力を入れている。
一方、今回の見本市ではIT関連を中心にベンチャー企業が去年の1.5倍以上に増えており、存在感を増している。
フランスのITベンチャーは「まだ楽器を使えない子どもにも音楽の楽しさを感じてほしい」とボールの動かし方でリズムとメロディーが変わる製品を開発、音楽はスマートフォンから流れる。今年中に世界での発売を目指している。
日本からは早稲田大学発のベンチャー企業がインターネット経由で操作できる福祉用ロボットを出展し、注目されていた。
この見本市は4日間の日程で開かれ、16万人が訪れる見通し。