仏紙、表紙に“風刺画”最新号を発行
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フランスの新聞「シャルリ・エブド」が武装した男らの襲撃を受け、スタッフに加え警察官らあわせて12人が死亡した事件で、新聞が事件後、初めて発行された。
最新号は部数を大幅に増やし、500万部印刷される予定。初日の14日は50万部がフランスで店頭に並んだが、朝のうちに売り切れた。
購入した人「1時間待ってでも手に入れるのは、私にはとても大事」
最新号では、100万人以上が参加した追悼行進について、感謝の気持ちを表す一方で、襲撃犯を扱ったとみられる風刺画もある。表紙には、全面に涙を流すイスラム教の預言者・ムハンマドの風刺画を載せているが、イスラム教は偶像崇拝を禁じていて、ムハンマドを肖像画にすること自体が侮辱にあたることから、イスラム教徒の間で反発が広がるのは避けられない。
エジプトのイスラム教の権威機関は、「15億人のイスラム教徒に対する挑発だ」と非難した。
カイロ市民「預言者にこういうことをすべきではない。靴でたたかれるようなこの上ない侮辱」
一方、新聞社襲撃事件について、中東のイエメンに拠点を置く国際テロ組織「アルカイダ」系の「アラビア半島のアルカイダ」が14日、犯行を認める声明を出した。
アラビア半島のアルカイダの声明「われわれ『アラビア半島のアルカイダ』は、預言者の復讐(ふくしゅう)のため、今回の作戦を行った」
「アラビア半島のアルカイダ」は、アルカイダの指導者・ザワヒリ容疑者の指示に基づいたと主張している。