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米南部のイスラム教徒射殺、「憎悪」原因か

2015年2月14日 12:12

 アメリカ南部・ノースカロライナ州で10日、イスラム教徒3人が殺害された事件で、FBI(=米連邦捜査局)は12日、イスラム教徒に対する憎悪が犯行の動機だった可能性もあるとみて捜査を始めた。

 この事件はノースカロライナ州でイスラム教徒の家族3人が近所に住む白人の男に銃で撃たれ、死亡したもの。地元警察はこれまで、「駐車場をめぐる住民同士のトラブル」との見方を示していた。しかしFBIは12日、イスラム教徒への憎悪が殺害の動機だった可能性もあるとみて捜査を始めた。

 この事件について、オバマ大統領は13日、「外見や宗教が原因で標的にされてはならない」との声明を発表した。イスラム教徒に対する反感が広がっているとの懸念に配慮したものとみられる。