トランプ前米大統領、スパイ防止法違反など7つの罪で起訴 機密文書持ち出し問題で、米メディア報道
アメリカのトランプ前大統領が、政府の機密文書を持ち出した問題をめぐり起訴されたと、自らのSNSで明らかにしました。アメリカメディアは7つの罪で起訴されたと報じています。
トランプ氏は政府の機密文書をホワイトハウスから持ち出し、フロリダ州の自宅に違法に保管していた疑いが持たれています。
去年8月にはFBI(=連邦捜査局)が家宅捜索に入り、その後は司法省が任命した特別検察官が捜査を続けていました。アメリカメディアは、スパイ防止法違反など7つの罪で起訴されたと報じています。
トランプ氏は8日、起訴されたことを伝えられ、今月13日にフロリダ州マイアミの連邦裁判所に出頭するよう要請されたとSNSに投稿しました。
トランプ前大統領「こんなことは初めてだ。私は無実の男だ」
トランプ氏は機密文書の問題とは別に、ポルノ女優に不倫の口止め料を支払ったとされる問題でも、今年3月に起訴されています。
来年の大統領選挙に向けた選挙活動のさなかに、複数の事件で起訴される異例の事態となり、今後の情勢にどう影響するかが焦点です。