クリミア“住民投票”鳩山元首相「合法」
ロシアが一方的に編入したウクライナ南部のクリミアを訪れている鳩山元首相は11日、ロシアへの編入を決めた住民投票は「合法」だとして、日本政府とは異なる見解を示した。
クリミアを訪問中の鳩山元首相は11日、クリミアのロシアへの編入を決めた去年3月の住民投票について、「ウクライナの憲法にのっとって行われた」と述べ、住民投票は憲法に違反しているとする日本政府とは異なる見解を示した。この住民投票をめぐっては、ロシア側は約9割の住民が賛成したためクリミアを編入したとの立場で、国際社会から批判が上がっている。
ロシアの国営テレビなどは鳩山元首相の「住民投票は合法だ」という発言を繰り返し伝えており、クリミアのロシア編入を正当化する宣伝に利用する狙いがあるとみられる。