住民投票、違憲ではない~クリミア政府首長
ロシアが一方的に編入したウクライナ南部のクリミア政府の首長が19日、NNNなどのインタビューに応じ、去年3月に行われた住民投票はウクライナの憲法に違反していないとの認識を示した。
クリミア政府首長のアクショーノフ氏は19日、NNNなどのインタビューに応じ、ロシアへの編入の是非が問われた去年3月のクリミア半島での住民投票についてウクライナの憲法にのっとって行われたとの認識を示した。
「クリミア共和国」・アクショーノフ首長「(住民投票は)当時のウクライナの法に従い行われた。『違憲だ』と言う者はウソをついている」
その上で、住民投票はプーチン大統領の判断で行われたことも明らかにした。
日本や欧米各国などは、ロシアによるクリミア半島の一方的な編入は国際法に違反しているとしてロシアに制裁を科している。こうした中、サンクトペテルブルクで18日から開かれている国際経済フォーラムでは、ロシア政府とクリミア政府の間でインフラ整備などに関する協定が結ばれるなど、ロシア政府の資金によってクリミア半島をロシアに融合する動きが進められている。