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チュニジア襲撃 本当の攻撃対象は国会か

2015年3月20日 14:47

 チュニジアで国立博物館が襲撃され、日本人3人を含む21人が死亡した事件で、地元メディアは犯行グループの本当の攻撃対象は博物館ではなく、隣接する国会議事堂だったと伝えている。

 一部の地元メディアは18日、チュニジアの治安関係者の話として、犯行グループの本当の攻撃対象はバルドー博物館ではなく、隣接する国会議事堂で国会議長を狙っていたと伝えている。犯行グループは国会を警備する治安部隊を装い侵入を試みたものの阻まれたため、博物館に向かったという。

 また、別のアラブメディアは、チュニジアの国会では今月初めから新たなテロ対策法案の審議が始まっていたと報じている。

 一方、ロイター通信がチュニジア政府の話として伝えたところによると、射殺された2人の容疑者は去年9月に隣国リビアに入国し、イスラム過激派の施設で軍事訓練を受けていたという。