米のウクライナ軍事支援の一時停止 露ペスコフ報道官「平和への最大の貢献だ」
アメリカがウクライナへの軍事支援を一時停止した事を受け、ロシア大統領府のペスコフ報道官は4日、「平和への最大の貢献だ」と評価しました。
ロシアメディアによりますと、大統領府のペスコフ報道官は4日、アメリカによるウクライナへの軍事支援の一時停止をめぐり、「事実であれば、ウクライナを和平プロセスに向かわせる動きだ」と歓迎しました。「平和への最大の貢献になる」とも評価していて、プーチン政権としては今後、戦況でさらに優位に立ち、自国に有利な形で、戦闘終結の交渉を進めたい狙いです。
一方で、ウクライナのシュミハリ首相は4日、「前線は持ちこたえられる」と主張した一方で、防空システムが維持できるか懸念していると明らかにしました。その上で、「アメリカからの支援が今後も続くと確信している」と述べ、アメリカとの関係維持のため、あらゆる外交努力を続けるとの決意を示しました。