チュニジア襲撃事件の博物館が再開
日本人3人を含む22人が死亡したチュニジアのテロ事件で、現場となった博物館が30日、一般公開を再開した。
チュニジア・チュニスの国立バルドー博物館は襲撃事件の後、閉鎖されていたが、12日ぶりに再開された。館内には銃弾があたって割れたガラスケースや多くの弾痕が残されていて、訪れた観光客らが見入っていた。また、入り口には日本人3人を含む犠牲者の名前と国籍を記した碑が立てられ、人々が花を手向けていた。
バルドー博物館は古代ローマ時代のモザイク画のコレクションなどで知られる。チュニジアのレキク観光相は、「きょうが新たな出発だ。観光客受け入れの準備はできている」と事件で傷ついたイメージの回復をアピールしていた。