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NYダウ27ドル高 終値1万7902ドル

2015年4月9日 7:34

 8日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、利上げをめぐる観測によって売り買いが交錯し、ダウ平均株価は前日より20ドル以上値を上げて取引を終えた。

 この日はまず、エネルギー大手のロイヤル・ダッチ・シェルが同業他社を買収したことが発表され、企業の合併・買収が活発化するとの期待から買いが進んだ。しかし、FRB(=連邦準備制度理事会)の幹部が、6月に利上げする可能性について言及したことが伝えられ、上げ幅は限定的となった。

 また、この日は3月に行われたFRBの委員会の議事要旨が公表されたが、利上げの時期について意見が割れていることが明らかになった。市場関係者によると、「4月の雇用統計が出る前の議事要旨だったため、市場への影響はほとんど無かった」という。

 結局、ダウ平均株価は前日より27ドル09セント高い1万7902ドル51セントで取引を終えた。ナスダック総合指数は前日より40.59ポイント上げ、4950.82で取引を終えている。