NYダウ反落 終値1万8105ドル
アメリカ・ニューヨーク株式市場は、前週に発表されたアメリカの雇用統計の内容が良かったことを受けて買い注文が活発となったが、一方で株価が高値圏にあることを警戒した売りも出て、ダウ平均株価は80ドル以上値下がりした。
週明け11日のニューヨーク株式市場は、前週の終値から85ドル94セント値下がりし、1万8105ドル17セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は先週末より9.98ポイント下がり4993.57となった。
前週にアメリカ労働省が発表した先月の雇用統計で、農業部門以外の就業者の数が22万人以上増えたことから、市場は雇用情勢が着実に改善しているとみて、この日も買い注文が活発になった。一方で、ダウ平均は過去最高値に迫っていることもあり、目先の利益を確定する売り注文も相次いだ。このため全体の方向感はとぼしい結果となった。
今週は、小売売上高など4月の経済指標が相次ぎ発表される予定で、市場は注目している。